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賢明なる投資家――割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法
マインドセット

賢明なる投資家――割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法

Benjamin Graham

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まとめ

ウォーレン・バフェットは本書を、これまでに書かれた投資の本のなかで最良の一冊と呼んでいます。著者のベンジャミン・グレアムはコロンビア大学でのバフェットの師で、バリュー投資の父とされます。相場が価格をどちらへ動かすと考えるかではなく、本当の価値を下回る資産を買う流派です。

中心にある考えは一文に収まりますが、実践で守り抜くのは難しいものです。企業の本質的価値を見積もり、その価値に対して安全余裕が取れる価格のときだけ買う。そうすれば見積もりを誤っても、その余裕が守ってくれます。グレアムはミスター・マーケットのたとえも導入します。毎日ちがう、ときに常軌を逸した価格で売り買いを持ちかけてくる躁うつ気味の共同経営者です。要は、その気分に染まらず、こちらの利に使うことです。

長期の株式投資の本であり、先物取引のトレードでも短期の売買でもありません。例も指標も、日中のチャートを読むためではなく企業を分析するために作られています。とはいえ、根底にある規律はどのトレーダーにも通じます。ある時点の資産の価格と本当の価値を切り離すこと、相場の気分に判断を委ねないこと、そして間違っていた場合に守ってくれる余裕を常に求めることです。

808ページ、古典的な教科書の文体で、ジェイソン・ツバイクの新しい注釈が入り、例を現代の相場に位置づけてくれる版もあります。一晩で読む本ではなく、先物取引や日中の売買だけを行う方に向けて書かれた本でもありません。トレードに加えて長期のポートフォリオを組みたい方、あるいはのちにほかの相場のスタイルへ応用されたリスク管理の語彙と考え方がどこから来たのかを知りたい方に、もっとも合います。

著者について

Benjamin Graham

イギリス系アメリカ人の経済学者、投資家です(1894-1976)。バリュー投資の父とされ、ウォーレン・バフェットの師でもありました。『賢明なる投資家――割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法』の著者です。

学べること

  • 本質的価値とは何か、どう見積もるか
  • 誤りから身を守る安全余裕
  • ミスター・マーケットのたとえと、その気分に染まってはいけない理由
  • 守りの投資家と積極的な投資家の違い
  • 長期のバリュー投資の基礎

こんな方におすすめ

  • 長期の投資ポートフォリオも組みたいトレーダー
  • バリュー投資の語彙の出どころを知りたい方
  • チャートだけでなくファンダメンタルズに関心のある読者
  • 先物取引や日中の売買に特化した内容を求めるなら、合う本ではありません
  • どんな判断にも安全余裕を求める規律を重んじる方

詳細

出版年
1949
ページ数
808
出版社
Deusto
ISBN
9788423420971

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