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ゾーン ── 相場心理学入門
心理注目

ゾーン ── 相場心理学入門

Mark Douglas

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まとめ

ダグラスは耳の痛い前提から始めます。勝てるシステムを持つトレーダーでも、資金を減らし続けることはある、というものです。原因が戦略にあることはほとんどなく、お金がかかった場面で、相場が与えてくれない確実さを心が求めてしまうところにあります。何をすべきかは分かっているのに実行できないと感じているなら、本書は分析からクリックまでの間で何が壊れるのかを正確に指し示してくれます。

中心にあるのは、確率で考えられるようになることです。相場は一回ごとのトレードで正しかったことにではなく、多数のトレードにわたって統計的な優位性を適用したことに報います。ダグラスはこれを「五つの基本的な真実」としてまとめます。何でも起こりうる、勝つために次に何が起きるかを知る必要はない、優位性のなかで利益と損失はランダムに分布する、優位性とは確率がやや高いことを示すにすぎない、そして相場のどの瞬間も唯一無二である、の五つです。これが腹に落ちると、一回ごとのトレードにかかる圧力が軽くなります。

本書の大半はテクニカルではなく心理の話です。口先だけでなく本当にリスクを受け入れるにはどうするか、正しさを求めてトレードするのをどうやめるか、迷わず、ルールも破らずに執行するための規律をどう築くか。セットアップやインジケーターは出てきません。出てくるのは、セットアップを機能させるための心の作業です。

同じ著者の『規律とトレーダー――相場心理分析入門』を直接受け継ぐ一冊で、コミュニティの多くにとってトレード心理の定番となっています。すでに手法があり、それを実行できないことにもどかしさを感じているときにもっとも響きます。ゼロから始めるなら、書かれていることを自分の口座で味わったあと、二度目に読むために手元に置いておいてください。

著者について

Mark Douglas

アメリカのトレーダー、コーチ(1948-2015)で、トレード心理の先駆者です。著書『規律とトレーダー――相場心理分析入門』と『ゾーン ── 相場心理学入門』は業界の定番となっています。

学べること

  • 確率で、そして一連のトレードとして考える
  • 身動きが取れなくならずに、本当の意味でリスクを受け入れる
  • 正しさを求めてトレードするのをやめる
  • 迷わず、ルールも破らずにプランを実行する
  • トレーダーの五つの基本的な真実
  • 一回ごとのトレードの結果と自己評価を切り離す

こんな方におすすめ

  • 手法はあるのに実行できないトレーダー
  • 自分のルールを何度も破ってしまう方
  • 損失のあとに仕返しのようなトレードをしてしまう方
  • 一貫性の手前で足踏みしている中級トレーダー
  • 正しいことと勝つことを取り違えている方

詳細

出版年
2000
ページ数
203
出版社
Valor Editions de España
ISBN
9788412432985

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