本文へスキップ
トレーダーのための感情理論
心理

トレーダーのための感情理論

Jared Tendler

4.5(1256 Amazon で)
Amazon で購入

Amazon のアフィリエイトリンクです。ご利用いただくと、追加の費用なしに無料コンテンツの運営を支えられます。

まとめ

テンドラーはセラピストとしての訓練を受けたパフォーマンスコーチで、ポーカーの世界王者から機関投資家のトレーダーまでを指導してきました。出発点がほかのトレード心理の本とは違います。感情は問題そのものではなく、その下に未解決の何かがあるという合図だ、という立場です。

テンドラーはその「下にある何か」を層の体系に整理し、不具合が技術的なものなのか(戦略を完全には使いこなせていない)、戦術的なものなのか(何をすべきかは分かるが、いつなのかが分からない)、それとも自己像に関わるものなのか(勝つに値しないと思い込んでいる)を切り分けられるようにします。正しい層を特定して初めて、そこに手を入れる意味が生まれます。根に届かないまま表面をなでれば、問題は形を変えてまた現れます。

彼の言う「Inchworm」という考え方は、多くのトレーダーが名前をつけられないまま経験していることを説明してくれます。適切な層に取り組めば、今日の最悪の状態が明日の基準になりうる。一年前の最高のセッションが、今では平凡に見えるのと同じです。自己診断のワークを含む厚い一冊で、トレードの合間に流し読みするのではなく、腰を据えて取り組むための本です。

機能すると分かっているシステムがすでにあるのに同じ失敗を繰り返してしまう場合――仕返しのようなトレード、勝っているポジションの早すぎる決済、明らかなエントリーの前で固まってしまうこと――にもっとも合います。その段階では、もう戦略の問題ではないからです。これほど細かい話に入る前にもう少し入門的なものを求めるなら、本カタログにあるスティーンバーガーの『The Psychology of Trading』が良い出発点です。

著者について

Jared Tendler

セラピストの経歴を持つアメリカの「メンタルゲーム」コーチです。プロのポーカー選手やトレーダーを指導し、『The Mental Game of Poker』と『トレーダーのための感情理論』の著者でもあります。

学べること

  • 本当の進歩を測るための「Inchworm」という考え方
  • 技術的な失敗、戦術的な失敗、自己像に関わる失敗を切り分ける
  • 感情的なティルトを見つけ、扱う方法
  • 層ごとに進める自己診断の手順
  • トレードの局面ごとに用意された具体的な対処法
  • 機能するシステムがあっても失敗を繰り返す理由

こんな方におすすめ

  • 実弾のトレードで感情の制御を失うトレーダー
  • 利益の出るシステムがあるのに自分で壊してしまう方
  • 中級から上級のトレーダー
  • 体系立った自己診断のやり方を好む方
  • もっと一般的な心理の本をすでに試した読者

詳細

出版年
2021
ページ数
324
出版社
JT Press
ISBN
9781734030914

ほかにおすすめの書籍