ワン・グッド・トレード――シンプルな戦略に裁量を加味して生き残れ
著 Mike Bellafiore
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まとめ
マイク・ベラフィオーレはニューヨークのプロップファーム、SMB キャピタルの共同創業者で、本書では自社のトレーダーをどう育てているかを内側から描きます。2010年の刊行で、社内のトレーディングデスクで実際に起きた事例――誰が伸び、誰が脱落し、それはなぜだったのか――を追いかけます。
語り口は率直で、デスクの実名と実際の場面が出てきます。輝かしい経歴を携えて入りながら一年目を越えられなかったトレーダーもいれば、目立たない経歴で最終的にもっとも安定した成績を残した人もいます。ベラフィオーレは過程を美化せず、うまくいった事例だけでなく失敗も描きます。
本書の軸は特定の戦略ではなく、評価の過程そのものです。プロップファームがトレーダーに賭け続けるか資金を引き上げるかを決めるとき何を見ているのか、そして一年目を生き延びる人と二度目の機会を得られない人を分けるものは何か。ベラフィオーレの結論は、生の才能は、一回ごとのトレードから学ぶ力に比べれば思うほど重くない、というものです。
先物取引のプロップファームにいる方、あるいは参加を検討している方には、育成中のトレーダーがどんな理屈で評価されるのかがかなり忠実に伝わります。もとの舞台がニューヨークのデスクでの株式デイトレードであり、今の先物取引のファームが使うリモート評価の仕組みそのものではない点は割り引いてください。具体的なセットアップではなく、過程を読むための本です。
著者について
Mike Bellafiore
ニューヨークのプロップファーム SMB キャピタルの共同創業者です。プロの日中トレードを扱った『ワン・グッド・トレード――シンプルな戦略に裁量を加味して生き残れ』と『The PlayBook』の著者です。
学べること
- プロップファームは育成中のトレーダーをどう評価するのか
- 一年目を生き延びる人とそうでない人を分けるもの
- 生の才能より、一回ごとのトレードから学ぶ力が重いということ
- 失敗したトレーダー、伸びたトレーダーの実例
- プロップトレーディングのデスクの内側の理屈
こんな方におすすめ
- プロップファームでトレードすることを目指している方
- すでに評価プログラムに参加しているトレーダー
- プロのトレーダーがどう育てられるのかを知りたい方
- 抽象的な理論より実例を好む読者
- セットアップの解説書ではありません。具体的な戦略を求めて読む本ではありません
詳細
- 出版年
- 2010
- ページ数
- 368
- 出版社
- Wiley
- ISBN
- 9780470529409



