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プロップファームの一貫性ルール

2025年12月14日
読了7分

一貫性ルールは、たった1日の例外的な成績で目標を達成してしまうことを防ぐルールです。仕組みと、各社が適用している割合を解説します。

一貫性ルールは、資金提供トレーディングのなかでもっとも誤解されているルールのひとつです。多くのトレーダーは、評価フェーズを通過した日、あるいは最初の出金を申請してファームに却下された日に、はじめてその存在を知ります。このガイドでは、一貫性ルールとは何か、どう計算されるのか、どのファームが適用しているのか、そして引っかからないためにどう計画すればいいのかを、当サイトのデータベースから抽出したデータとともに説明します。

一貫性ルールとは?

一貫性ルールは、1日の利益が総利益に占める割合の上限を定めるものです。狙いは、再現性のない一度きりの幸運な日によって評価フェーズを通過したり、出金を受け取ったりすることを防ぐことにあります。

数値で見る例:

  • 一貫性ルール40%の $50,000 口座
  • 累計の総利益:$3,000
  • ベストの1日が占めるのは最大で $3,000 の40% = $1,200 まで
  • ベストの1日が $1,500 だった場合、ルールを満たしていません。その金額($1,500)が累計総利益の40%を下回るまで、取引を続ける必要があります

実際のところ、爆発的な1日をつくってしまったら、それを薄めるために他の日で利益を積み増さなければならない、ということです。

このルールが存在する理由

プロップファームは長年にわたり、無視できない割合のトレーダーが運で評価フェーズを通過していることを観察してきました。ある1日に大きなトレードを2つほど当て、安定して稼げることを証明しないまま Profit Target に届いてしまうのです。そうしたトレーダーが Funded Account に進むと、再現できる手法を持っていないため、その多くが数週間で口座を飛ばします。

一貫性ルールは、その問題に対するファーム側の答えです。通過できるのは、複数の日にわたって無理のない形で利益を分散させたトレーダーだけで、一度当てて祈るだけのトレーダーは通りません。

正確な計算方法

式はシンプルです。

ベストの1日 / 総利益 ≤ ルールの%

ベストの1日がその割合を超えている場合、出金を申請できません(どのフェーズにいるかによっては、評価フェーズを通過できません)。

超えてしまったらどう直すのか:道は2つあります。

  1. 待って「普通の」日を重ねる:小さな利益を足す日が増えるほど「総利益」が上がり、巨大な1日の割合が下がります。
  2. 巨大な1日には手をつけない:このルールは利益を取り消すことを求めるものではありません。比率が条件を満たすまで、出金や承認をブロックするだけです。

各ファームの適用割合(DBのデータ)

この表は、当サイトのデータベース(`phase_rules` と `simfunded_payout_rules`)から直接抽出したデータで作成しています。インターネットからの転載ではありません。ファームが条件を変更したときは、この記事もDBから更新されます。

評価フェーズの場合

ファームプラン一貫性の割合(評価)
Apex Trader FundingIntraday / EOD評価では規定なし(資金提供口座で50%)
Apex Trader FundingLegacy評価では規定なし(資金提供口座で30%)
BulenoxQualification評価では規定なし(資金提供口座で40%)
BulenoxMomentum評価では規定なし(資金提供口座で35%)
Earn2TradeGauntlet Mini / TCP30%
Funded Futures FamilyVelocity40%
Funded Futures FamilyPrime評価では規定なし(資金提供口座で40%)
Funded Futures FamilyPremierどちらのフェーズにも規定なし
FundedNextLegacy / Flex40%
FundedNextRapidPro バリアントは40%、Daily は規定なし(資金提供口座で40%)
Lucid TradingLucidFlex / LucidDaily50%
Lucid TradingLucidPro評価では規定なし(資金提供口座で40%)
My Funded FuturesRapid / Pro50%
My Funded FuturesRapid EOD30%
My Funded FuturesBuilder評価では規定なし(資金提供口座で50%)
TakeProfit TraderStandard50%
Top One FuturesElite Daily40%
Top One FuturesElite Access評価では規定なし(資金提供口座で40%)
TradeDayQuick Pay30%
TradeDayFast Pass45%
TradeifySelect40%
TradeifyGrowth評価では規定なし(資金提供口座で35%)

Sim Funded フェーズの場合(出金を目指して取引する段階)

ファームプラン一貫性の割合(Funded)
Apex Trader FundingIntraday / EOD50%
Apex Trader FundingLegacy30%
BulenoxQualification40%
BulenoxMomentum35%
BulenoxFast Track20%
Funded Futures FamilyPrime / Velocity40%
Funded Futures FamilyS2F25%
FundedNextRapid40%
Lucid TradingLucidPro40%
Lucid TradingLucidDirect20%
My Funded FuturesBuilder50%
Top One FuturesElite Access40%
Top One FuturesInstant Sim Funded20%
Top One FuturesIGNITE Instant15%
TradeDayFast Pass45%
TradeifyGrowth35%
TradeifyLightning20% / 25% / 30%

2026年4月28日時点のデータです。他の口座サイズでの各プランの正確な数値や、直近の変更を確認するには、プロップファーム比較ツールをご覧ください。この表と同じDBを参照しています。

一貫性ルールが「ない」ファームとプラン

すべてのファームが、すべてのフェーズで適用しているわけではありません。月に数日の爆発的な日に依存する手法(マクロ指標やニュースを狙うトレーダーに多い)なら、次のプランのほうが自由度があります。

  • Apex Trader Funding と Bulenox の評価フェーズ(ルールは Sim Funded フェーズにしか出てきません)。
  • MyFundedFutures Builder の評価フェーズ。
  • FundedNext Rapid の評価フェーズ。
  • Lucid Trading LucidPro の評価フェーズ。
  • Tradeify Select の Funded フェーズ(LucidDaily y LucidFlex はルールなし)。
  • ファンデッド段階の LucidDaily と LucidFlex。

これは、1日で利益の100%をつくって一貫性のことを永遠に忘れていい、という意味ではありません。ルールはフェーズごとに別々に判定されます。Sim Funded にしかルールがないファームなら、巨大な1日で評価フェーズは通過できますが、出金の段階で一貫性を求められます。

ベストの1日をどう計画するか

ルールを満たすいちばん健全な方法は、毎日そろったサイズで取引することです。普段 $200 を狙っていて、ある日が $400 で終わるぶんには問題ありません。問題が出るのは、オーバートレードや連勝で1日 $1,500 を稼ぎ、他の日が $100〜$200 という形になったときです。

保守的な戦略:Profit Target を10で割ります。評価フェーズが $3,000 を求めるなら、1日の目標は $300 です。10日取引して目標に届けば、どの1日も総額の30%を超えません。

積極的な戦略(ルールを踏まえたうえで):巨大な1日をつくってしまったら、比率が薄まるまでその日と翌日以降は取引をやめます。取引を続けるなら通常のサイズで。「取り返す」つもりで無理を重ねれば、まず口座を飛ばします。

一貫性を壊しがちな典型的ミス

  1. 「Funded にしか効かない」と思い込んで評価フェーズで無視する:多くのファームでは評価フェーズから適用されます。購入前に確認してください。
  2. 30%と50%を取り違える:数字はファームごとに違います。Earn2Trade は30%、MyFundedFutures の Pro/Rapid は50%です。自分の数字を知るには、レビューを見れば済みます。
  3. 出金の申請が早すぎる:取引日数5日、うち1日が大きい状態で最初の支払いを求めれば、ほぼ確実に条件を満たしません。分散した履歴が溜まるまで待ってください。
  4. 巨大な1日を「取り返す」ために無理にトレードする:口座を飛ばす最短ルートです。ベストの1日が許容%を超えたときは、時間で直すものであって、取引を増やして直すものではありません。

経済指標を狙うトレーダーの戦略(NFP、FOMC、CPI)

マクロ指標で出る大きな値動きを取りにいく計画なら、一貫性ルールは天敵です。選択肢は2つあります。

  1. 評価フェーズに一貫性ルールがないファームを選ぶ(Apex、Bulenox、MyFundedFutures Builder、FundedNext Rapid)。指標を2回うまく取れば評価フェーズを通過でき、一貫性は Sim Funded の段階だけ気にすれば済みます。
  2. 最初からベストの1日を薄めておく:指標は取りにいくとしても、通常のセッションの2倍ではなく、控えめなサイズで。長期的にはこちらのほうが健全です。

よくある質問

プロップファームの一貫性ルールは何パーセントですか。

会社とプランによって15%から50%まで幅があります。割合が低いほど利益を分散させる必要があり、20%なら、どの1日も累計利益の5分の1を超えてはいけません。

どの会社にも一貫性ルールがありますか。

いいえ。掲載しているフェーズのおよそ半分は適用していません。評価段階では課さず資金提供口座でだけ求める会社もあるので、会社単位ではなく該当するフェーズを見てください。

一貫性は利益で測るのですか、取引日数で測るのですか。

利益です。セッション数ではなく、最も良かった1日を累計利益と比べます。だから取引日を増やすだけでは崩れた一貫性は直りません。ほかの日にも積み上がりが要ります。

一貫性を破るとどうなりますか。

通常、口座を失うことはありません。配分が規定の割合に戻るまで、フェーズ通過や出金が先延ばしになります。一般的な対処は、最も良かった日の比重が下がるまで、小さめの勝ち日を積み重ねることです。

まとめ

一貫性ルールは、支払いを渋るための小細工ではありません。プロップファームが運をふるい落とすための仕組みです。再現できる手法と一貫したサイズで取引していれば、その存在に気づくことすらありません。「大当たりの日」に依存しているなら、このルールがいちばん多く口座を飛ばす原因になります。

評価フェーズを購入する前に、そのファームの正確な割合を確認してください。

スタイルに合うのはどのタイプのドローダウンでしょうか。一貫性ルールはドローダウンの種類と組み合わさります。イントラデイのトレーリング・ドローダウンと一貫性30%でスキャルピングをするトレーダーは、許される誤差が非常に狭くなります。

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